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ASTM D2596

Measurement of Extreme Pressure Properties of Lubricating Grease
潤滑グリースの極圧特性測定(EP試験)

シェル四球試験

多機能トライボメーターを使用して、シェル四球 ASTM D2596 試験法で EP テストを実行します。

4 ball 3d image  of astm d2596 wear mark

試験法概要

グリース試験で一般的に使用される標準について説明します。 この方法は、極圧条件下での潤滑グリースの耐荷重特性を評価します。 Rtec-Instruments 多機能トライボメーター (MFT-5000) と 四球試験 極圧モジュールを使用して、グリースの耐摩耗性と耐腐食性を評価できます。 試験は、試験用グリースを詰めた容器内でボールを 3 個のボールに対してさまざまな接触圧力で回転させて、焼付きが観察されるまで行います。 3 つの決定が行われ、報告されます。

  • Load-Wear Index 加重摩耗指数
  • Weld Point, by means of the Four-Ball Extreme Pressure (EP) 焼付加重
  • Last non-seizure load (LNSL). 非焼付加重

パラメーター

Balls: Steel Balls material AISI standard steel E52100 Grade 25 EP (100Cr6)
Ball diameter: 12.7 mm
Normal Force: Step increasing load (6, 8, 10, 13,16, 20, 24, 32, 40, 50, 63, 80, 100, 126, 160, 200, 250, 315, 400, 500, 620, 800) Kgf*
Test Duration: 10 seconds for each step
Speed: 1770 rpm
Temperature: Ambiant (23 °C)
Lubrication: Grease applied
Data: Torque (Tx) Normal Force (Fz) Rotation Speed (rpm) Temperature (°C) Acoustic Emission AE
ASTM D2596 セットアップ

ASTM D2596 試験セットアップ

これらのテストは、多機能トライボメーター MFT 5000 を使用して行われます。テスト中のトルク、加重、AE、電気接触抵抗、温度が記録されます。

この試験では、ボールが溶着するまで各 10 秒ずつ負荷を増加させます。 MFT-5000 の線形負荷モードでは、一定の負荷で複数のステップを実行する代わりに、直線的に加重増加をすることにより、未知のサンプルの大凡の焼き付き加重を事前に判別することが可能です(スクリーニング試験)。 非常に制度の良い加重増加が可能なMFT-5000のみで実行可能な試験です.

テスト後の摩耗
テスト後の摩耗痕

データ

代表的な試験結果を以下に報告します。620 Kg での焼付を示します。 ボールが互いに溶着する荷重と、最後の非焼付き荷重が分かります。

負荷摩耗指数は、下の 3 つのボールの摩耗痕の直径を測定することによって計算されます。 摩擦係数やAEセンサーなどの他のトライボロジー特性もリアルタイムで測定できます。

ソフトウェア分析

多機能トライボメーター (MFT-5000) ハードウェアの詳細

  • 荷重ロードセンサー (10,000 N)
  • トルクセンサー (22.6 Nm)
  • 上部回転モジュール
  • 四球試験セット
  • ヒーター・恒温槽
  • 3Dプロファイラ
多機能トライボメータ mft-5000

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